遠野)なぜ今回この素敵な下級生2人に声をかけたかといいますと、もし私が今、宝塚(音楽学校)の受験生だったら
誰のレッスンを受けたいかなあ?と考えたときに、真っ先に浮かんだ2人だったから!
まずもーさん(蒼乃)は、異次元にダンスが巧いので受験生誰もが教えてもらいたいはず!と思いました。
蒼乃)恐縮です。期待外れだったら大変申し訳ないですが、期待に応えられるように頑張ります。
遠野)れみちゃんは、個人的にファンだったんですよ。本当に素敵な娘役さんだった。
バレエも得意だし、これはお願いするしかないなと。
蒼乃)確かにそうですね。バレエといえば、私もれみさんだった。バレエのお姉さん的な存在です。
白華)お恥ずかしい。私も、みなさんの期待に応えられるように頑張ります。
遠野)2人は宝塚を受験されたときは、どこかスクールに通ったりとかしていましたか?
白華、蒼乃)行きませんでしたね。スクールって、ちょっと怖いイメージがありますね。
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遠野)私は、都内のスクールに行っていました。
入学前に授業の見学にいったんですが、すごい緊張感でピリピリしていて、お稽古すべてが初心者の私はとても怖かった。
あまりに勇気がなくて、はじめは宝塚受験コースではなく、一般のコースに入ったんです。
そちらのコースの方が少人数でアットホームな雰囲気だったから。昨年ご縁があって、宝塚受験生に声楽レッスンをしたの。
その時にご本人や親御さんから、受験スクールは怖くて行けないという声が結構あったんですね。
私自身は当初の恐怖はどこへやら、通ったスクールが今も大好きで、いつも人におすすめしています。
ただ、人によっては、スクールは空気感が苦手で飛び込めないという人がいるんですよ。
そういう人たちや、お稽古を始めるきっかけがなかったり、どこにレッスンに行くのが良いのかわからない人、
同じ先生のレッスンばかりになっている人たちに、新しい雰囲気のレッスンを受けてほしいとの思いで、
お二人を講師に招いて企画しました。
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蒼乃)そういったレッスンが、私たちの時代にもあれば良かったのにと思いますね。
私の場合は、四回受験して合格したんですが、受験当初はスクールがあること自体知らなかった。
一回目の受験のときは圧倒されて、わからないまま終えました。二回目のときに、他の受験生で変わった人たちがいるなと。
三回目に、その受験生たちが通う受験対策のスクールがあることを知ったんです。
白華)そうそう。
この人たちはなぜ、最初からみんな親しいのかって不思議でした。
その人たちは髪型も全然違って、私の髪型はネットを使った普通のお団子だったのに、スクールに通っていた受験生は、
とても可愛いく、まとめていました。受験日当日に、その人たちにどうやっているのか聞いたりしました(笑)。
遠野)受験会場に行って知らない人ばかりだととても不安になると思う。
私たちがやるのは単発の教室だから、これを機会にお互いを知り合って、ここでしか構築できないコミュニティができればいいと思います。
白華)特に、地方の受験生の人たちは、とても心細いと思うから、今回のレッスンを機に交流の場が広がるといいですね。